2010/11/16

寒さにやられる(涙) ~紅葉の山中湖~

御殿場に着いて2日目(10月26日)から、テントを張り始めました。

それまでは最低気温が10度以上で、暑くもなく寒くもなく、とても快適でしたが、御殿場は標高約500m。最低気温が10度以下になり、テントなしでは寒くなりました。

テントの中と外は、大体3度ぐらい違います。
テントは風も遮れるので、体感温度はもっと違います。御殿場では、テントを張って持っている服を着こめば、普通に寝ることができました。

御殿場でお雑煮を聞き回ったり、御殿場プレミアム・アウトレットに行ったりして、台風をやり過ごした後、その装備のまま、11月1日、御殿場を出発。

富士山が顔を出す御殿場から籠坂峠に向かう途中、御殿場に着いてやっと、富士山が顔を出しました。
須走浅間神社でお参りして、籠坂峠へ。

籠坂峠にある加古坂神社にお参りに行くと、落ち葉がじゅうたんのように敷き詰められた木立の中に、自衛隊の方たちが数十人いました。
皆、迷彩服を着て顔を黒く塗っています。自動小銃が足下に置いてあり、すごい生々しい。迷彩服があんなに木立の中にとけ込むのには、ビックリしました。
須走には、陸上自衛隊富士学校があるので、訓練をしていたのだと思います。

そして、暗くなるちょっと前に、山中湖に到着。

夕焼けの渚・紅葉祭り山中湖は紅葉真っ盛り。

旭日丘公園では、「夕焼けの渚・紅葉祭り」が開催されていたので、会場内の散策路歩きながら、紅葉を愛でます。

色づいたカエデまだ緑のカエデ。黄色く色づき始めたカエデ。見事に真紅に染まったカエデ。軽快なコントラストで、散策路を彩ります。

下から緑、黄、赤と鮮やかにグラデーションしていくカエデには、言葉が出ません。

旭日丘公園の展望台から見た富士

次の日の朝、太陽の日差しを浴びて、カエデたちが鮮やかに浮かび上がります。湖の先では、富士山の緩やかななで肩が、青空の中くっきりと映えていました。

到着した翌日から、連日、深夜0度前後まで冷え込みます。
標高約1000mの山中湖は、20年ぐらい前まで湖全面が凍結していたほど、山梨県でも最も寒いところです。
僕は真冬用の装備をしてきていません。完全な装備不足・・・。
深夜、寒くて何度も起き、3時以降まともに寝ることができません。
特に足が寒い、というか、痛いです。
靴下を4重に履いても、やっぱり、痛い・・。上半身は、持っている7枚の服を総動員して、何とか耐えられるかという感じです。

このままじゃ病気になってしまうと、ヤフオクで冬用の寝袋を落札しました。

届いた冬用寝袋は、今までの寝袋の3倍超の大きさがありますが、持っている服を着込み、靴下を2重にすれば氷点下でもそれほど寒くなく寝ることができました。

これで、一安心。
先日、-4度まで下がりましたが、大丈夫でした。
これからやってくる冬もこれで何とか乗り切ることができそうです。

「はだしのまさとマン」(小学生の頃のあだ名)としては、ちょっとつらいですが、3日前から、昼間も裸足ではなく、靴下を履いています。。

マリモ通りの紅葉

1週間ちょい山中湖にいる間、日に日に、木立や山が、黄色や赤に移り変わっていきました。
季節の変わり目を五感で感じる、素晴らしい体験をすることができました。

■「新しい公共」の実践例 山中湖情報創造館

情報創造館山中湖には、山中湖情報創造館という図書館があります。

夜9時まで開いていて、休館は月末のみ。電源や無線LANが使い放題です。
大正時代の建物をイメージした木造建築で、ぬくもりが感じられる、居心地のいい建物です。
山中湖にいるときは、毎日のように、ここを利用していました。

この情報創造館は、運営、管理を民間に委託した全国初の「公設民営図書館」です。
最近、熱いところでは熱い「新しい公共」の実践例のひとつ。

こんなに至れり尽くせりのサービスを、住民が少ない村でしていいのか??(僕の実感では実際に利用している人も少ない。)

と疑問に思ったので、この館の館長である丸山高弘さんと少し話をしました。

丸山さんは、「公務員より柔軟に図書館員を配置をしたり、効率的に運営することで、村が運営するよりもお金がかからない。」というようなことを話していました。
公共施設の運営を民間に任せる事例は、最近ドンドン増え、丸山さんたちのようなNPO等が、プレゼンをして入札を競っているそうです。
Twitterなどで書いていますが、図書館が出版機能や編集機能を持ってもいいんじゃないかという意見や、図書館発の電子書籍に関する意見など、一聴に値すると思います。

※僕のTwiiterのフォロー仲間(Twitter:丸山高弘)になっています。

前に書いた「国立国会図書館サーチ」などの上からの視点と、地域や民間が主体となった下からの視点がコラボレーションすると、何か新しいものが生まれそうな予感がします。

僕は現在、主体的に関われませんが(今は旅をしないと(汗))、頭の片隅に置いておこうと思います。
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いつも、温かい励まし、ありがとうございます。

2 件のコメント:

狛 さんのコメント...

話の流れから外れますが、「マリモ通り」が気になります。
マリモがいるのですか?
写真が撮れるようであれば撮ってみて下さい。
天然のマリモを見てみたいのです!

Masato.M さんのコメント...

> 狛 さん

富士五湖のうち、山中湖・河口湖・西湖には、マリモがいるそうです。
詳しくはこちら:富士五湖のフジマリモ

おみやげやで養殖のマリモが売っているみたいです。おみやげやに入らないのでまだ見てませんが・・。
写真は、ネット上にたくさん載っているので、検索して見てみてください。

もし、写真が撮れるときがあれば、撮ってみます。

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